出張④

その夜は私の上半身のみをゆっくり触り、

キスをしながら眠りにつきました。

約束通り、入れませんでした。


ま、私も5年振りくらいだったから、

痛かったらどうしよーとか心配してましたが

何事もなく安心しました。



泊まった次の日は土曜日だったので

遅めの朝食を食べて初めてのデートをしました。


今まで仕事でいろんな場所に彼と行きましたが

今回は全く気持ちが違います。


私は恥ずかしさもあり、もたもた歩いていると

彼は手を繋いでくれました。


夫の手とは違う

握り方が違う

手の大きさも違う

そして

至る所で彼の紳士的な振る舞いは

やっぱり夫と比べてしまう。

学歴も体重も身長も性格も皆んな全てにおいて

正反対。きっと育ちも。

そんな彼がどうしてこんな私に欲情するのか

未だに謎です。



彼は

「貴方も大事だけど貴方の家族も僕は大事だから」

と言ってくれます。


何か不思議な感じですね。


私も彼の奥様や娘さんや息子さんを大事に思います。


そして、

私達2人の関係は墓場まで持って行こうと決めてます

どうか、見つからないように・・・。


大丈夫かな〜。

出張③

先にシャワー浴びた後、彼はベッドに入り、

私を待ってたようですが、


私は普通に下着を付けてパジャマを着て

寝る気満々でベッドに向かいました。


「いや、裸になるでしょ、普通」と彼。

「え、そうなの」と私


(お互い裸のまま寝るという事か・・・。

   それで何もしないの?本当に?)


そんな疑問を持つ私の下着を取り彼は私を

裸にして腰を引き寄せ、2人の体はベッドの上で

密着しました。


すいませんが、私の太ももに何か太いものが当たってますよ、と思いながら長い長いキスをしました。


でも、次第に胸を触ってきて

「意外と胸大きいんだね」

「柔らかい胸だね」と言いながら私の胸の谷間に

顔を埋めご満悦の様子。


彼は奥様と、

10年以上セックスレスのようです。 


男性の心理は分かりませんが、女性がセックスレスになるのは理解できますねー。


きっと彼は肌が恋しかったのでしょうね。


と、言う私も、

夫とは違う

薄い胸板

狭い肩幅

白い肌

少しタバコの香りが残る髪

長い指


ベッドの中で絡み合う体、いや、触り合う彼の手の

温もりは、とても新鮮に感じました。


大事に大事にされているのが分かる彼の手に

愛おしさを感じました。

出張②

出張当日の夜は彼がホテルを予約してくれました。

私が喜ぶように高層ビルのホテルにしたようです。


そんな彼の思惑通り、窓から見える夜景に興奮し

子供のようにはしゃいだ私でした(笑)


そんな私の後ろに立ち、抱きしめてきた彼は、

「喜んでくれて安心した」

「ずーと抱きしめたかった」

「愛してる」

と言い、

長い長いキスをしてくれました。


もう、どうにでもなれ、と思いながら身を委ねた私。


その後、

お互い裸になりお風呂の湯船に浸かり、

彼は私の体を触りながら

「きれいな肌だな〜」

「スベスベだね〜」と何回も言いながら、私の

胸や恥ずかしい箇所は触らず体を触っていました。


「約束だから今日は入れないから」

「貴方が大切だから無理はしないから」


・・・。


真面目か!

いろいろ覚悟を決めてこの夜を迎えたというのに。

浴槽で腰が抜けました。